当組合が昨年から策定していた伊那市高遠町長藤地籍における森林による温室効果ガス吸収プログラムが、2023年11月16日に実施された「J-クレジット 第57回認証委員会」にて令和5年度のプロジェクトとして登録されました。全国の森林組合のプロジェクトとしては9件目、県内の森林組合では2件目の登録となり、先進的な取組みとなります。
今後、クレジット販売による収益の一部を森林所有者の皆様に還元することで、森林をしっかり管理することが自然環境を守る(地球温暖化を防ぐ)ことに繋がることを地域の皆様に理解して頂き、地域の森林の更なる整備に結び付けていきたいと考えています。
J-クレジット制度とは
J-クレジット制度とは、省エネルギー設備の導入や再生可能エネルギーの利用によるCO2等の排出削減量や、適切な森林管理によるCO2等の吸収量を「クレジット」として国が認証する制度です。
創出されたクレジットは、企業の皆様の事業活動で発生するCO2のオフセットなど様々な用途に活用できます。
今後について
今回のプロジェクトの認証期間は2023年~2039年の16年間であり、2024年(令和6年)に2023年分のクレジットについてモニタリング(吸収量の算定)を行い、認証されたクレジットについて販売をしていく予定です。
また、地域の所有者の要望を聞きながら、プロジェクト登録も順次増やしていく予定です。
ご購入を希望される企業・団体の皆さま、J-クレジット登録に興味のある森林所有者の皆さま、お問合せフォームからご連絡ください。後日、担当よりご連絡いたします。